日本の室内装飾において重要な役割を果たしてきたにもかかわらず、現代の日常生活ではなじみが薄くなりつつある掛軸。第8回展に続き「掛軸」としての作品を、2つのニュートラルな空間で展示します。京都会場では展示環境に依存しない掛け物作品の自立性を探るとともに、大阪会場では和室や玄関にも展示し、従来環境との調和性と日本画制作の幅広い可能性を検証、加えて額でも掛軸でもない作品の展示を通して「生活の中の美」を探ります。
2012年10月30日〜11月4日