京都河原町の現代の美術・工芸の発表の場|GALLERY MARONIE

現代の美術・工芸の発表の場として、ジャンルは問わず個展を中心に展開。異なった3つのギャラリースペースを持つ京都のギャラリー。

鈴木健太郎 個展 TRACE

千社札とは、貼る事で参籠と同じ功徳があるという信仰から、参拝者が寺社に貼る札の事である。

それらは信仰の上に成り立つものである一方、その存在自体が信仰を形作っているとも言える。

記された名前や出身、参拝年数、札のデザイン、貼り方などは多種多様であり、

札が無数に貼られた寺社の本堂などで、時空をこえた人々の存在が一箇所に交錯する様は壮観だ。

この空間では信仰以外にも。時間という目には見えない概念を感じる事ができる。

「全く違う地域、時代を生きた人々の存在が形作るもの」に焦点を当て、

札を「貼る」という過程を通じ果てしない時間の流れを表現した。

2020年9月29日〜10月4日

9.29-3F
  • 3F-1
  • 3F-2
  • 3F-3

鈴木健太郎 Kentaro Suzuki