紡ぎゆく刻
造形作品を制作すること・・・それは私にとって、神経をとぎすまし、土と会話
することができる大切な時間のかたまり。
以前はその時その時の想いが形となって、フォルムをかたちづくっていくことが
多かったのですが、この -秘める- シリーズから、こころに秘めるほとばしりそうな
想いを型の内側に凝縮するという試みをはじめました。
凝縮された土が型から解放された時に放つエネルギ―。
一瞬一瞬の刻を紡ぎつづけて生まれゆくものたち・・・
そんな何かを感じていただけましたら幸いです。
多田昌代
2016年5月31日〜6月5日