五月、Mayはローマ神話で豊穣を司る女神“Maia”の名が語源だと言われています。美酒や料理、豊作など物質的な豊かさだけではなく、心の穏やかさ、幸福感も豊穣の一つだと思います。 今回の展示はMaiaをテーマとして、染織技法を用い、綴れ織で構成したタペストリーや、友禅染の色豊かな着物や帯、小作品などを展示します。三人の想像力や、物事に感動する自分の心を、独自の表現法で大切な素材(生地や糸)と共に織りなし、多彩な“染織の詩”を空間演出しましたので、是非、ご高覧ください。
2016年5月3日〜5月8日