勢藤 明紗子展 drawings and Pb.Chrom-A
微の快楽。終わりの無いかたちの繋がり、或いは全体から細分化された小さなかたちに視覚の快楽を覚えます。 わたしの目的は、自分の視界と指先の能力で、どこまでも微細なパーツを生み出すことです。わたしのつくるものは、どこまでいっても完成することはありませんが、いつまでも生み出すことのできる限界のない旅です。 その道のりには毒のこもった、少々うんざりする物語がカビのようにこびりつきます。
今回はドローイングをメインとした作品群でそれらを試みました。 わたしが発信したあとも、柔軟に変わってゆくことができるものをつくり、誰かによって新しい姿や色彩を自由に持つことができれば嬉しいです。
2013年11月5日〜11月10日