京都河原町の現代の美術・工芸の発表の場|GALLERY MARONIE

現代の美術・工芸の発表の場として、ジャンルは問わず個展を中心に展開。異なった3つのギャラリースペースを持つ京都のギャラリー。

青野卓司展 Sewing Sculpture 空間の縫合

私は、1978年の個展より、糸やロープ、針金や釘、紙粘土などの素材を一つに引き寄せて、空間の中で、生と死、その怖れや痛みと生命力を示すインスタレーションを発表してきました。そして、数年前より使用済みの食品容器を縫合するSewing Sculptureソーイング・スカルプチャー・シリーズを始めています。

 

『傷を縫合し、いのちを再生する』

 

ソーイング・スカルプチャーとは、

食品トレイなどを縫い合わせて作る立体作品です。

ヒトをモノとみなす社会で、日々切り捨てられ傷ついていく私たち。

しかし、その傷も縫い合わせれば、再びいのちは立ち上がってくる。

今回は、毎日食べ続けた納豆のパック約1000個を縫い合わせ、

空間をつくっています。

その空間の中に入って、何かを感じていただければと思います。

 

2021年7月13日〜7月25日

7.13-3F
  • 3F-1
  • 3F-2
  • 3F-3

青野卓司 Takushi Aono