京都河原町の現代の美術・工芸の発表の場|GALLERY MARONIE

現代の美術・工芸の発表の場として、ジャンルは問わず個展を中心に展開。異なった3つのギャラリースペースを持つ京都のギャラリー。

前田博子個展「引き継ぐ衣 可変の衣服」

「流行」という言葉を纏った衣服の消費速度は非常に速いため過度な生産による破棄の問題が多く存在している。企業や団来がリサイクルやケミカルリサイクルの研究を行い中、本研究は文化的視点から衣服についての考察を深めた新たな衣生活文化を提唱する。きのも文化は想いを込めて「繕われた衣服」として家族の日常を支えていた。補正や補強することで先祖代々受け継がれてきた布や衣服は多大な価値を保持し存在している。今日では既製の服を購入し流行遅れとなった衣服は廃棄されるか、古着屋やインターネット上で安価商品として扱われている。このような現状から、これまでに継承された衣服や布についての調査をふまえ、『継承される衣服』を制作する。主な目的は衣服を消耗品として扱うことに疑念を抱かせ、「繕う」という行為を通して後世へ受け継ぐ衣生活文化を再構築するためである。

2018年3月6日〜3月11日

3.6-5F
  • 5F-1
  • 5F-2
  • 5F-3

前田博子 Maeda Hiroko