表現を模索する中で、直接的ではないにせよ生まれ育った風土というものが自らの内に沁み入ったものだと気づかされることがあります。
この度共に作品を並べる後藤吉晃と村上佳奈子は同じ地で生まれ育ったもの。
現在それぞれ異なる地に制作ベースを置きつつも、故郷の記憶や光景といったものが作品の根源であり、その意識は二人の作家に共通するものです。
後藤は平面、村上は立体。同じ風土に基づく表象の、それぞれの現在の形を是非ご高覧下さい。
2017年3月21日〜3月26日