吉原和恵展 平面の居場所から-色のお遊び展-
人の手から生み出された形、色、線から様々な印象を受ける絵画を
「平面の居場所から」考えてみた。
描いているときは自分の知らない世界に向かって、無心に手の赴くままに
絵画を並べるときは客観的に眺め、感覚を研ぎ澄まし展覧会を生み出し
ていく。
自分でもどうなるのか分からないワクワク、ドキドキ感をバネに
ぎりぎりのところまで考え、あとは感性にゆだねる。
人の心を惹きつける作品とは、アーティストの社会や人生に対する思いを
強い執着心でもって挑み、高い完成度が存在感を示し人の心に響く、
そのような作品を生み出す意気込みで個展に挑んでます。
今回の個展では無心に描いた絵されど、身体で感じる社会に向けた真摯
で切実な思いを
色からは命の安らぎを線からは柔らかな語りを感じてもらえればと思っ
てます。
2013年6月25日〜7月7日