京都造形芸術大学 通信制大学 陶芸・染色 教員展
京都造形芸術大学通信制大学院の教員展覧会を開催するにあたり
今回の展覧会は京都造形芸術大学通信制大学院で工芸領域を担当している教員4名の展覧会である。現代の工芸について考える時、伝統的な技法を踏襲する作家と技法とは関りのないイメージや素材から発想する作家に分かれる。どちらであるか、作家の顔を是非見ていただきたい。
陶芸
空間の中での存在と調和を求めて制作しています。陶の持つ素材感を立体の中でどう表現するか、またその構造をいかに表現と結び付けるかが大きなテーマです。 清水 六兵衞
素材や技法といったものが自分の思考より少し前にある様に思う。以前は押さえつける様に素材を扱っていたが、今は押さえつけるわけでもなく、かといって寄りかかってしまうわけでもなく、少し距離をおいて素材をみている。
西村 充
染織
構造や形態よりも考えていることをいかに形にするかに重きを置いています。
高木 光司
絣という手法で染織作品を制作しています。絣は織る前の糸を、色がある部分とない部分に染め分けます。織る行程で「ある」と「ない」を組み替え、織独特の表現を目指します。染めて織ることの可能性を追っています。
久田 多恵
2013年3月5日〜3月10日